マイホーム頭金平均と意外な落とし穴

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マイホームを購入する上で一番初めに悩むのが頭金の存在です。
どれだけ頭金を入れればいいのかかなり考えてしまいます。
今回はこの頭金について確認していきましょう。

◆頭金の平均は
まず、気になる頭金の平均金額ですが、借入金額の30%と言われています。
要は2000万円借りれば600万円が頭金という事になります。
しかし、ご存知でしょうか?全体での平均貯金額は年間100万円が第一位その次の第二位が10万円という結果が出ているのです。
これは正直なところ、高収入か低収入かで分かれている部分もあるでしょう。
ちなみにマイホーム購入の多い世代でもある30代で平均貯金額は400万円と言われています。
という事は、よく考えてください。
本来であれば30%は欲しいところです。
ですが実際に購入率の高い30代ですら400万円しか貯めることが出来ない現状となっているのです。
こうなってくると借入金額の30%という考え方自体に疑問が出てきます。

◆貯蓄の2割という考え方
次に頭金について考えられることと言えば、貯蓄に対して2割という考え方です。
この考え方は悪くはありません。
単純に2割ですから400万円貯金があれば80万円の頭金という事になります。
これなら現金も手元に残るので安心ですね。
しかし、そうなってくると、2000万円の家を購入するのに80万円しか頭金を入れないというのもなんだか中途半端な気もしますね。
確かに少しでも頭金を入れておけばその分早くローンは終わりますし、少しでも金利は安くなります。
しかし、現金が減るという事は同時にデメリットでもあるのです。

◆現金が減るとデメリットが出てくる?
頭金に現金を使う事でデメリットが生まれます。
それは税金関係などの住宅の維持費や契約で必要なお金が足りなくなってしまうという事です。
これは非常に由々しき事態でもあります。
現代ではクレジットカードが普及し大抵のものはカードで支払いできる時代となってきました。
そんな中でもまだまだすべてに対応しているわけではなく、現金のみのお支払しかできないのも事実です。
そうなってくると、固定資産税や子供の学費はそのほとんどが現金での対応となってくるでしょう。
そんな時に貯蓄が無いのはいけません。
それなら、迷わず頭金は投入しないという選択肢もありでしょう。
頭金がなくとも住宅ローンは借りることは出来ます。
その際は銀行員と要相談にはなるでしょうが、家計が苦しくなり住宅ローンの支払いがきつくなるなら払わない方が得策です。
このように頭金に対する考え方は様々です。
頭金の平均金額も分かったことですし、今一度よく考えて決めましょう。

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