1.一人暮らしの家賃と物件の選び方
一人暮らしに限らず、住まいに求めるものは万人に共通する項目が多くなっています。「病院が近い」「駅が近い」「職場に近い」「設備に問題がない」など、メリットとなり得るポイントが多い物件に多くの人は心が揺さぶられるのではないでしょうか。
しかし、全てがメリットのみの建物を見つけることは非常に難しく、自分が特に重要視すべき項目に沿った物件を選ぶのがベストです。また、賃貸物件を選ぶに当たっては自分の収入なども考慮した上で決定しなければ、破綻してしまうのが身に見えてしまう為、ここでは一人暮らしの賃料についての考え方を紹介していきます。
2.一人暮らしをする際に気を付けたいこと
結論から言うと、一人暮らし平均家賃の料金は、エリアによってかなりの違いがあります。例えば、東京での家賃の平均は一人暮らしであっても9万円ほどでなければ1LDKほどの広さも借りられない場所も多くあります。
東京は全国でも地価が高く、家賃相場も高い所が多い為、家賃の平均額はかなり高くなっていますが、家賃の相場のみで言えば、最大でも1ヶ月の収入の3分の1程度の支払額に抑えなければ生活が苦しくなりやすいというデータがあります。
また、自分の住む物件は出来る限り内見を行い、入居する前の傷や汚れなどをチェックしておくことをお勧めします。これは、賃料には関係して来ませんが、退去時のトラブルに備える為であり、退去時のトラブルは多くの入居者が金銭的に頭を悩ませるほどの額になります。
ちなみに、一人暮らしでなくとも家賃と収入のバランスは常に考える必要があります。例えば、収入に余裕を持ちたい場合は、賃料を抑えれば生活が苦しくなることもかなり稀でしょう。逆に、収入の半分以上が賃料に消える場合は今すぐ住む場所を検討することをお勧めします。
そして、全国的な平均で言えば一人暮らしの家賃は5～7万円となっています。このぐらいの金額であれば、20万円ほどの収入があれば金銭的に困ることは少ないでしょう。これに関連して言えば、ある程度の利便性は優先しても、家賃による収入の圧迫は出来る限り抑えたいというのが万人の共通の思いという傾向が見えます。
3.一人暮らしの家賃の前にまずは自分の収入を考える
一人暮らしを始める際には、建物の外観、部屋割り、初期費用など考えなければならない項目がかなり多くなっています。しかし、場所の問題よりもそもそも支払えるだけの収入が無ければ生活することが出来ません。
その為、収入の3分り1程度かそれ以下の家賃を目安に値段帯で物件を選び、自分へのメリットが多い物件を考慮しましょう。
