4人家族でマンションへ引っ越す場合、3LDKか4 LDKのどちらを購入すべきかは迷うところです。ポイントをおさえながら、後悔しないように3LDKか4 LDKかを決める方法をお伝えします。
今後転売するかどうか?
4LDKの方が住みやすいに越したことはありません。しかし、同じ物件なら当然4LDKの価格が高くなります。4LDKなら、子供1人1人に部屋を与えることができますし、夫婦の寝室以外にも、仕事や趣味の部屋を持つこともできます。
物件だけを見ている場合、当然4人家族は4LDK が好ましいことが分かりました。しかし、今後転売予定があるなら話は別です。新しい3LDKまたは4 LDKのマンションを購入し、例えばお子さんが結婚するなどして、配偶者と二人だけになった場合、そのマンションを売って、他のマンションを購入するなどの予定がある場合、最初のマンションについて、購入ポイントがあります。それは、売れやすい物件を選ぶことです。
・駅から近い方を選ぶ
・日当たりがよい方を選ぶ
・築年数が浅いマンションを選ぶ
・3階以上を選ぶ
・中和室がない方を選ぶ
中和室は、窓のない和室でリビングの隣にあります。中和室があると売れにくいので、最初から窓のあるLD以外の部屋にしましょう。
子供が小さい間は3LDK~時期が来たら転売
子供が小さい間に、新築、駅近の3LDKを購入しておき、各自の子供部屋が必要になるまでの7年ほど住むようにします。その後売却し、少しグレードの下がった4LDKに住み替えることもおすすめです。マンションの価格が上がれば、グレードの高い4LDKも買うことができます。
3LDKの中古マンションを購入し売却予定の場合のポイント
最初に中古の3LDKのマンションを購入する場合、築年数に気を付けることが必要です。
・中古マンションの場合:住宅ローン控除ができるのは築25年までの物件
そのため、築30年など、築25年を超えて購入した物件は住宅ローン控除の適用が受けられないそうです。また、住宅ローン控除の期間は10年です。そのため、築15年未満の物件を購入しないと、住宅ローン控除が受けられないことになります。例えば、築20年の中古マンションを購入してしまうと、住宅ローン控除の適用を受けられるのは、たったの5年しかないことになります。
新築の3LDKを買う場合も要注意
新築の3LDKのマンションを購入した場合で、子供が大きくなれば売却する予定を考えておられる場合、15年以内に売却するほうが売れやすいと言えます。購入側も、住宅ローン控除を受けたいからです。
4人家族の場合~一般的には3LDKよりも4LDKが人気
売却予定がなければ、機能性、採光性、耐震性、防犯などを考慮した方を選ぶのがいいでしょう。3LDKでもリビングが15帖以上あれば、来客が来てもリビングで寝ることもできますから。売却する場合、同じ条件なら4人家族に人気なのは3LDKよりも4LDKのようです。
耐用年数、駅からの距離、何階か、最寄り駅の状況などを加味しながら買う物件を決めていくことをおすすめします。