戸建てと聞けば、芝生の生えた庭、明るい採光の部屋、インテリアで飾られたダイニングやリビングなどいいイメージだけを持ってしまいがちです。しかし戸建てにはデメリットもあります。対策とともに戸建てにかかわるデメリットをご紹介します。
デメリットその1~周辺の掃除が大変
例えば、庭に花や木々をたくさん植えたとしましょう。咲いている時はキレイなのですが、枯れ時になると、道路に落ち葉がたくさん落ちてしまい、毎日の掃除が大変になります。
また、植物の種類によっては毛虫などの害虫も頻繁に出る季節があったりすることも。自分達が植えた木々から毛虫がお隣に移動したりするために、苦情になることも。植える時は植物の種類を調べてから植えるようにするのをおすすめします。
デメリットその2~湿気がたまりやすい
戸建ては木造が多いので、鉄筋コンクリートよりも湿気がたまりやすいデメリットがあります。マンションでも1階と5階では通気性が全然違いますが、戸建ては常に湿気がただよう感じになりがちです。天気のいい日は窓をあけ、換気をこまめにするなどの対策が必要です。
デメリットその3~冷暖房がききにくい
戸建ては老朽化していくと、ドアや窓に隙間ができてしまい、部屋同志の空気の出入りが激しく、時には外からの隙間風が入ってくることも。そのため、冷暖房を強めに設定したり、温度を夏場なら低め、冬場なら高めに設定したりしなければならなくなるようです。
そのため、夏場や冬場の冷暖房のコストがかさむようです。
デメリットその4~メンテナンスが大変
壁紙、外壁、お風呂のタイル、カーペット、畳、換気扇などの老朽化があったとします。マンションの場合は、毎月積み立てている修繕積立金を利用することができますが、戸建ての場合は急な出費として捻出していかなければいけません。
そのため、マンションの修繕積立金にかわる積立金を個人的に準備しておく必要という面倒な一面があります。
デメリットその5~買い手が見つからないこともある?
田舎の戸建ての場合で、都心に引っ越しを考えているので、売却をしようとすることがあります。当時の戸建ての購入価額はかなり高額であったにもかかわらず、その後の環境や住宅の老朽化などから、戸建ての資産価値はゼロ、土地の価値は下がるなどが重なる場合、売却が出来ない問題も生じてきます。
デメリットその6~町内会がある
大規模なマンションなどでは、管理組合が町内会の役割をしています。しかし、戸建ての場合は、町内会があり、何年かに一度は役員になる年がでてきます。町内会はご近所のライフスタイルをよりよいものにしていくための自治の1つです。春の遠足、夏祭り、秋の遠足、清掃活動などのイベントがあります。
自治会などとも連携しています。活発な活動のある地域では、共働きや独身世帯にとれば、大きな負担になるかも知れません。幼稚園、小学校、中学校のPTAの役員と重なるなどすればなおさらです。しかし、地域によっては、その年にどうしても両立できないなどの理由があれば、来年の役員になる人と交代できるところもあります。
デメリットだけを並べたら戸建てはかなり住みにくい?
戸建てには、意外に多くのデメリットがあることも分かりました。しかし、戸建てにはデメリットを超えるメリットもあることでしょう。マンションか戸建てかを迷っておられる場合は、戸建てのデメリットも考えてみてから選ぶことをおすすめします。