日暮里では、諏訪神社の例大祭という大きなお祭りが開催されています。2017年は8月25~27日にかけて開催されました。日暮里の諏訪神社の例大祭についてお伝えしていきます。
例大祭とは?
盆踊り大会と聞けば、どこの都道府県の市町村の盆踊り大会かは分かりませんよね。例大祭も同じで、神社において毎年開催される大きなお祭りのことを例大祭というのだそうです。正式名は大祭式例祭と言われているようです。
日暮里の諏訪大社はどんな神社?
日暮里の諏訪神社という神社の毎年恒例のお祭りが諏訪神社の例大祭です。諏訪神社にたてまつられている大神を建御名方神(タケミナカタノカミ)と言います。ここで言う諏訪神社は信濃国の諏訪神社のことです。
日暮里の諏訪神社は鎌倉時代に創建されたそうです。同じ大神がたてまつられており、日暮里や谷中地区の総鎮守となっています。
諏訪神社の鳥居をくぐると広場に出てきます。奥には社殿、境内社、神楽殿などが見えてきます。江戸時代は諏訪神社から日光や筑波連山も見えるほどの絶景スポットだったようですが、今は名残だけを残しているようです。
諏訪神社の例大祭~3年に一度は本祭になる?
諏訪神社の例大祭には、毎年100件以上もの屋台が並ぶようです。昔のような焼きそば、お好み焼き、ベビーカステラなどの他に、今の屋台では串ハンバーグ、串チキンなど新メニューもあるようです。
日暮里の諏訪神社の例大祭ですが、3年に1度が本祭の神幸祭となるようです。例大祭では本神輿が日暮里の町を練り歩きます。その姿はとても風情があり、偶然通りかかった人もいれば、わざわざ遠方から神輿を見に来る方もおられるようです。
神輿はお囃子の音色とともに、江戸っ子風情のあるリズミカルなエッサホイサの掛け声で練り歩きます。神輿は夜まで続き、夜になっても軽快なリズムは変わらず、大勢の見物客、白いハチマキで気合を入れた有志達が神輿をかつぎます。
神輿~ハプニングもまたいい思い出
金色をベースにしたとてもゴージャス感のある神輿。日暮里の町を練り歩いている間に、いつのまにか細い道に入り込んでしまい、このままでは通れない状況に。しかし、有志達は力を合わせて、重たい神輿を左に少し傾けるなどしてピンチを切り抜けます。
8月25~27日はきっと、日暮里の町全体に諏訪神社の神様が宿り、見えない力をお与えくださったのかも知れません。ハプニングでしたが、日暮里のお祭りに参加する人同志の団結も垣間見られたようです。