事務所を決める場合、価格と広さなど迷いどころは様々です。事務所で業務をする場合、一般的な1人当たり面積をおさえておくことは不動産を賃貸又は購入する場合にお役立ちとなりそうです。事務所1人あたりの面積についてお伝えします。
一般的な事務所1人あたりの面積は?
一般的に、1人当たりの事務所面積は3.6坪ほどです。1坪あたり約1.8畳ですから大体6.5畳くらいだと言えそうです。6.5畳も自分の業務スペースとしては確保されていないと思われた方もおられるかも知れません。
・受付
・会議室、打ち合わせ室
・喫煙スペース、休憩室スペース
・業務スペース
これらを考慮した場合の1人あたりの事務所面積のようです。会議室を広くとっている会社もあれば、休憩室スペースを広くとっている会社なら、1人あたりの事務所面積も大きくなりがちです。優良企業の中でも1人あたりの事務所面積は1.6坪と小さ目の会社もあるようです。つまり従業員が快適に仕事を出来る空間を確保する事が何よりも大切だと言えそうです。その中で、ある程度の面積確保は従業員の働きやすさの大きなアイテムの1つになると言えそうです。
外資系企業や弁護士事務所は広め?
外資系企業ではL字型の机をパーテーションで仕切るなどしている風景をみかけることがあります。外資系企業では1人あたりの業務スペースが広くとられていると言えそうです。つまり、従業員にとれば働きやすい環境にあると言えそうです。
弁護士事務所も1人あたりの事務所面積は広めとなっているようです。しかし、実際に広く取っているのは書籍や資料が多い弁護士の部屋であり、そこで働くすべての人々の1人あたりの事務所面積はあまり広くもないようです。
空間も考える必要あり
空間については、床面から4メートルを超える高さの空間を省いては、1人当たり10立方メートルを確保しなければいけないそうです。レイアウトも一緒に広さも考える場合、広さだけで決めても間取りとレイアウトが合致しないことも。何か指標はないものでしょうか。
1人あたりの椅子部分の奥行
事務所には必ず机と椅子を置きます。過ごしやすさのポイントとしては、椅子を引いた時に余裕があることです。
・机の奥行の始まりからカウントした場合の椅子スペース
→50センチ
また、椅子を引いた時に、誰かが後ろを通りかかっても安全なようにスペースを設けることもポイントのようです。
・椅子を引いた時にさらに余るスペース
→60センチ
つまり、椅子に座った状態で後ろに110センチほどスペースがあれば(通路込みの場合)過ごしやすい業務スペースとなるようです。
十分な事務所スペースが確保出来ない場合
事務所スペースが従業員数に対して十分でない場合、フレックスタイムを導入するなどし、在宅勤務なども活用する事でカバー出来そうです。また、会議室を従業員の業務スペースにし、会議はカフェでしたり、チャットワークなどのITシステムを活用するなど工夫も出来そうです。