風情ある寺通り&カフェ~日暮里駅西口から始まるレトロな谷中歩き

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

日暮里駅西口は東口よりも少し地味目感があると言われています。しかし、高層ビルがない、風情ある寺を横目に歩く通りはお洒落カフェや雑貨店が満載で、思わずリピートしたくなるほどです。そんな日暮里西口から出発する散策をお伝えします。

御殿坂~谷中銀座まで
御殿坂は、寛永寺のご住職の御殿が根岸に御隠居された事にちなみ、こちらの坂の名前になったそうです。夕方は谷中銀座方面に沈む夕日がきれいなのだそうです。谷中を歩くとお寺の多さに驚かされます。
谷中は江戸時代の都市計画の一環として多くのお寺が集められたのだそうです。
本行寺、経王寺、延命院にも立ち寄りながら、夕焼けの名所である階段「夕焼けだんだん」を下りていくと谷中銀座が見えてきます。
谷中銀座には猫グッズがたくさんあります。猫がいないのはボランティアなどの協力もあったそうです。谷中だけでなく、日暮里のJRのイメージキャラクターもにゃっぽりという猫ちゃんです。日暮里は猫の街と言ってもいいのかも知れません。
谷中銀座は東京の下町商店街の中でも最も人気のある商店街だと言われています。とにかくレトロで和のお洒落感いっぱいです。

岡倉天心旧居・旧前期日本美術院
谷中銀座を散策し、「いか焼きやきや」と居酒屋「JAZZ シャルマン」の通りを入って行きましょう。実はこちらのいか焼き、大阪の阪神百貨店などでしか食べることが出来ない粉もののいか焼きで東京でいただけるのはこちらだけだとか。
「岡倉天心旧居・旧前期日本美術院」は風情ある公園になっているようです。こちらの近くには「懐石一空」という白を基調とした大正時代の高級洋食屋さんを思わせるスタイリッシュな懐石料理店があります。都内でも有数の天然あなご、季節のお魚がランチなら比較的リーズナブルにいただけるそうです。
蛍坂に沿って散策していくと、本立院、加納院、長安寺、養伝院、観音寺が見えて来ます。そのまま散策していくと、幸田露伴の小説にも出てくる五重塔が見えてきますが、今回は少し手前の道を日暮里駅西口に向かって曲がりましょう。五重塔辺りは春になると桜がとてもきれいなのだそうです。

幸田露伴や北原白秋の旧宅・朝倉彫塑館(ちょうそかん)
朝倉彫塑館は芸術家朝倉文夫の邸宅を美術館にした建物で、中は谷中の名物である猫の塑像がたくさん展示されているようです。庭園、建物、作品すべてに感動を覚えるようです。邸宅の観賞が終われば、日暮里西口に向かって出発です。
実はこちらの邸宅群に行くまでの間に、美味しいワインと食事がリーズナブルにいただけるイタリア料理店「谷中のトラモント」、谷中七福神蕎麦が絶品の「松寿庵」、焼き立てくるみあんパンが土日だけいただける「パン工房 こむぎゅ」、創業40年以上のピリ辛薬膳カレーのいただける「薬膳カレー 自然薯」にも立ち寄れますよ。

日暮里西口~東京の穴場的スポットがいっぱい
日暮里駅西口は、駅前再開発の都会的な雰囲気とは少し違うなと思われたかも知れません。しかし、四季折々の風情のある人情味あふれるレトロな歴史ある街だと分かりました。
さらに美味しいレストランがたくさんあるので、グルメ好きな女子旅はじめ、デートにもいいですね。東京で住む街に迷っておられる場合、日暮里はかなりおすすめだと思いますがいかがでしょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。