足立区でこれから不動産投資をしようと思われる場合、ワンルームマンションを建設されるかも知れません。しかし、足立区ではワンルームマンションを一定以上の条件で建設する場合、いくつか決まり事があるようです。どんなワンルームマンションなら条例対象になるのかお伝えします。
ワンルーム等の種類は?
ワンルーム等と言っても、部屋数、建物の階数などいろいろな事が想定されます。足立区のワンルームマンション条例に関わるワンルームマンションとはこのようなマンションの事を言うようです。
・地上階数が3階以上あること
・ワンルームの個数が15戸以上
・ワンルームが部屋数全体に占める割合が3分の1以上
そしてワンルーム等の「等」に相当する部分に、低層長屋住宅があります。
・2階以上である
・ワンルームの戸数が10戸以上
・長屋であること
部屋にも基準がある?
足立区のワンルーム条例には基準があるようです。いくつかご紹介します。
・住居面積が25平方メートル以上ないといけない
・ワンルームが30戸以上ある場合
→29個を差し引いた残りの部屋について、75平方メートルとすること
・幅1.5メートル以上の歩道の整備
→ワンルームの前に道路があり、歩行者が歩く部分を白線だけで区切られている場合はNGのようです。
・空地の確保
→敷地面積の5%を確保する。敷地面積に建物面積が占める割合が80%以上なら3%の空地
→固定のベンチを設置したり、植木を植えたりする様にすること。
→空地の天井は屋根などをつけない様にすること。
マンションによくある光景ですね。コンクリート状のベンチが植木の下に作られているだけで、住民の憩いの場になるようです。
駐車場の設置については?
足立区のワンルーム条例では、設置戸数によって駐車場の戸数も違ってきますが、ある基準はあるようです。
・設置戸数の10~30%
ワンルーム戸数が多くなるにつれて、割合も15%、20%、25%、30%と高くなるようです。駐車スペースはどれくらいの確保が必要なのでしょうか。
・幅2.5メートル
・奥行き6メートル
宅配便や介護車が止まった場合でも安心出来るスペースの確保が必要なようです。
自転車駐車場の設置は必要?
自転車については、設置戸数の150%の台数が置けるように設置する必要がありそうです。また、必要な1台あたりのスペースはこちらです。
・幅0.5メートル
・奥行2メートル
単車については、設置戸数の5%の台数が置けるようにしておく必要があるそうです。奥行は自転車と同じですが、幅については1メートルのようです。
集会室の設置が必要な場合とは?
単身者向け集合住宅の場合で、30戸以上建設する場合が対象のようです。その場合、必要な確保すべき広さはこちらです。
・算定住戸数×0.5平方メートル
ワンルーム形式住戸以外に50戸以上の住戸建設を行う場合
ワンルーム形式住戸以外に50戸以上の住戸建設が行われている場合は、保育室などの設置の協議が可能なようです。もし、ファミリー世帯で保育園入園前の赤ちゃんがいるなどする場合、50戸以上のマンションなら保育室があるマンションを探されることがおすすめです。
単身世帯の流入はあまり歓迎されない?足立区のワンルーム建設
市町村は住民税で財源を得ています。単身世帯が多く市町村に流入すると、若い世代や高齢者が多くなるので住民税の額少なくなります。そのため、ワンルーム条例を規定することで、あまり単身世帯用のワンルームを増やさない意向があるようです。