足立区には私立、公立合わせると11の高校があります。これから足立区に引っ越ししようとされている方にとれば、どんな学科があるのかも気になるところではないでしょうか。足立区のいくつかの高校についての特徴をお伝えします。
千住旭町~足立学園高校
中高一貫教育の男子高校で、文理科と普通科に分かれています。文理科は東大、京大、慶応早稲田大学へ進学する人もいるようです。教育方針としては、文理科が難関大学合格を、普通科が現役で大学合格を目指すとされています。
西綾瀬~江北高等学校
質実剛健、文武両道を教育方針とした共学の都立高校です。1950年代は進学校として有名でしたが、低迷後、2005年には駿台予備校のサテライトシステムの導入、2008年には勉強合宿など学力に力を入れたこともあり、2010年には進学指導推進高になっています。
軟式野球部は全国大会にも出場、演劇部も全国大会で準優勝しているようです。陸上、ボクシング、書道、体操、囲碁も活動が盛んでインターハイや全国大会に入賞など好成績をおさめています。
千住~潤徳女子高等学校
徳は身を潤すという一節にちなんで名前がつけられた私立の女子高です。漫画家のいがらしゆみこさん、女優の大原麗子さんなどの出身高校です。特別進学コース、総合進学コース、福祉進学コース、美術デザインコースに分かれています。
中央本町~足立高等学校
バスケットボール部、サッカー部、陸上競技部、ラグビー部など、スポーツ推薦の多い共学の都立高校で、普通科と商業科があります。陸上部は全国大会にも出場しているようです。タレントのビートたけしさんの出身校でも知られているようです。
江北~足立西高等学校
普通科のみの男女共学の都立高校です。吹奏楽部の活動が盛んで、コンクールでは金賞を受賞しています。また、演劇部は最優秀新人男優賞、剣道部は女子個人戦で優勝、準優勝をおさめています。
新田~足立新田高等学校
普通科のみの男女共学の人気都立高校です。都立高校にただ一つの相撲部があるのが足立新田高等学校です。陸上競技部はインターハイに出場、野球部、演劇部も好成績をおさめているようです。
東保木間~淵江高等学校
男女共学の普通科のみの都立高校です。北海道情報大学と提携しています。大学でも導入されているアクティブラーニングの推進校です。机上の上の講師による一方的な講義ではなく、生徒自らディスカッションをしながらプレゼンテーションや問題解決に臨むスタイルがアクティブラーニングです。
勉強が分からないなどの不安も克服できるシステムとなっています。進路状況は、大学進学と専門学校進学者は同じくらいのようです。
青井~青井高等学校
普通科のみの男女共学の都立高校です。文化祭では1300人もの来場者がいるほど盛況しています。バスケ部は男女共に、女子だけのバレーボール部、体操、バドミントン、剣道、柔道、卓球、サッカー、水泳、硬式野球、硬式テニス部などがあります。
文科系では吹奏楽、華道茶道、イラスト、パソコン、演劇、ダンス、映像研究、天文などがあります。
小台~荒川商業高等学校
全日制の総合ビジネス科と定時制の商業科のある男女共学の都立高校です。総合ビジネス科では、マーケティング、情報、デザイン、会計、ビジネス系に分かれています。部活動では、ダンス部が東日本大会優秀賞をおさめています。
お笑い芸人の、みやぞんの出身高校としても知られているようです。
大谷田~足立東高等学校
普通科の男女共学の都立高校です。エンカレッジスクールなので、全国各地から視察に訪れる人が多いようです。エンカレッジスクールとは、生き方を見直し、社会に貢献できることを学び修得し、やり残した勉強や基礎を学び直すことができる学校のことです。
足立東高等学校では、一般入試の学力検査を廃止、30分授業の導入、体験的学習、定期試験の廃止などによる生徒の個性を尊重する教育方針となっています。その結果、中退者も減り人気高校へと変化を遂げています。
自分の進むべき方向にあった高校を選ぼう
足立区は定員割れになった高校もありましたが、教育改革などで人気の高校になったところもあるようです。まずは高校を決めてから引っ越しという順番で考えてみるのはいかがでしょうか。