防災・景観対策には欠かせない?足立区の緑化活動とは?ポイントご紹介

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足立区は5大学が設置され、日暮里・舎人ライナー、つくばエキスプレスやスカイライナーなどの開通がなされており、都市化が期待される街です。
足立区では住みやすい都会の街となるために、新しいビルや住宅の創設が進んでいます。足立区では新築の際に、緑化もすることが決められています。足立区の緑化ポイントについてお伝えします。

戸建てなどの緑化活動とは?
緑化とは、一定の面積に大木、中木、小木を植えることでヒートアイランド現象や二酸化炭素量を減らすことです。
緑地については、建築物上なら芝など木以外の植物も含まれるようですが、建築物上ではない道や公園などの緑地の場合、芝など木でない植物が植えられている土地は緑地とは言わないようです。
戸建ての場合、緑化計画書の提出はいらないようです。ただ、緑化指導を受けなければいけないので、戸建ての建築計画概要書を足立区の窓口に持っていく必要がありそうです。
戸建て以外の場合は、緑化計画書の提出が必要なようですので、建築確認申請の時に一緒に提出することになります。

緑化する面積はどれくらい?
建物を敷地の上に建てた場合、敷地面積から建物面積を引いた面積の2割から3.5割ほどを緑地化する必要があるようです。道路に接する部分の敷地については、接道部の長さの6~8割の緑化が必要なようです。
接道部を緑化することで、道路に打ち水をしたのと同じ効果があり、アスファルトの温度上昇を減少させる効果もあるようです。

緑化すれば助成金がでる?
戸建ての場合、接道部に生垣を設置する場合の緑化について、1メートルあたり最大15,000円の助成金が出るようです。ただし、道路と緑化部分との間に、透明フェンスなどを設置すれば助成金は半額となるようです。
木以外の芝や花などが一緒に植えている庭などの植込地についての助成金の上限は、1平方メートルあたりが15,000円となるようです。

ビルの屋上は緑化マスト?
新築ビルなどの場合、屋上の緑化はマストなようです。屋上の面積の2~3.5割部分を木、草花を植える必要があります。
面積の計算について、中庭や駐車場が設置されている場合はその面積部分を省いた部分が屋上面積となるようです。

土地の緑化は?
土地の緑化の場合、10平方メートルあたり植え込む木はこのような決まりのようです。
・高木:1本:緑化面積は1本で3平方メートル
・中木:2本:緑化面積は1本で2平方メートル
・低木:3本:緑化面積は1本で1平方メートル

緑化は都会にはマストな風景
緑化された建物は、壁面、屋上と木や草花の光景が広がり疲れ目なども癒してくれます。しかし、緑化の目的はそれだけではなかったようです。
都会のビルの高層部分は、温度が高くなりやすく冷房などのエネルギーが無駄に使われてしまうからです。そのため、緑化すればヒートアイランド現象もおさえられ、結果として無駄な経費削減にもつながりそうです。

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