良く目にするのが「フリーレント」という意味、文字を見る限りだと何かがフリー=無料となるようですが、一体何がフリーになるのでしょうか?
今回はオフィスのフリーレントに関して話をしていきましょう。
◆フリーレントとは?
「フリーレント」物件とは入居後の数か月家賃が発生しないというものです。
通常、一般の賃貸物件では1ヵ月から2ヶ月無料というのが平均的で妥当な金額とも言われています。
しかし、これがオフィスとなると4ヶ月以上や6ヶ月以上なんていう数字も見かけるようになります。
このようにフリーレントが多い分だけ初期費用や物件を借りる経費も安くはなります。
ですがここまで安くされてしまうと何かあるのかな?と逆に悩んでしまいますよね。
◆フリーレントの内容
なにかあるのかな?と考え込んでしまいますが、実はそこまで意味の深いものではありません。
むしろ、オーナーさんの知恵ですね。
たくさん、テナントやオフィスを持っている人であれば、周りの兼ね合いからあまり家賃は下げたくはありません。これが素直な感想です。
ですが、いつまでも空室のオフィスをそのままにしていても宝の持ち腐れでしょう。
そんな時はこのフリーレントを使い、最初の数か月の賃料無料ですよ!とアピールするのです。
これをすることで少しでも空室を減らそうと考えているのですね。
ただし、フリーレントには当然、細かな契約や決まりが発生することがあります。
それは何かというと?
◆フリーレントの契約について
フリーレントを最大限に宣伝しているところは多いです。
しかし、それと同時に細かな契約がついてくる場合もあります。
そのうちの1つが契約期間です。
最初の6ヶ月を無料にする代わりに、3年間での契約にするよ!というものです。
この他にももし契約期間以内で退去してしまった場合はフリーレント分の違約金の発生などいろんな違約金が出てくる可能性もあります。このように契約違反時の罰金などが厳しくなる可能性もあるので気を付けておきましょう。
オフィスのフリーレントは今のところ6ヶ月が一番多いようですね。
もう一つは賃料が無料でも共益費や駐車場代は経費としてはかかる場合がありますのでこの点は注意しておきましょう。
必ず不動産屋さんに確認は取りましょう。
またフリーレントの中にはもう一つ「レントホリデー
という制度があったりもします。
なかなか近年は使っている業者さんは使っているところが少ないですが、例えば2年契約の6ヶ月無料の場合、最初一年目の3ヵ月と二年目の3ヵ月が無料になるというものです。
このように分けたフリーレントもあるので契約の際はしっかりと確認しておきましょう。