部屋を借りたいなら必見~IT重説のメリットは?デメリットと共にご紹介

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IT重説は平成29年10月から解禁された新しいメソッドです。賃貸契約をより効率的かつ簡単にできるIT重説のメリットとは?デメリットと共にご紹介していきます。

IT重説って何?
IT重説は、部屋を借りる時に対面契約の中の重要事項説明をインターネット上で済ませる事ができる画期的なツールです。本来は、不動産会社に出向き、対面契約するものとされてきました。
利用できる条件は、インターネット環境が維持できている事だけです。スマホやパソコンでLINEのビデオ通話やskypeのビデオ通話ができる方であれば、誰でもIT重説で重要事項説明を受けてインターネット上で賃貸契約をする事ができます。ただし、運転免許証などの本人確認できるものが必要です。

IT重説を利用することのメリット
例えば、地方から進学や就職のために上京する事になったとします。部屋を決めなければいけません。
1. 不動産会社へ出向く
2. 内見を実施する
3. 重要事項説明を受けて署名捺印で契約
4. 引っ越し
これらの事をしなければいけません。未成年の場合、親御さんに重要事項説明や契約に立ち会ってもらう必要があります。そうなると、何度も上京するのは面倒なので、日割り家賃の日数が増えるのは分かっていても、内見の日と、重要事項説明の日を同じ日にしてしまいがちです。

家賃は契約の日から発生してしまう~家賃が高いほど損
内見と重要事項説明、契約を同じ日にしてしまう事は、借りる人にとって無駄な家賃を発生させている事になります。なぜなら、契約の日から家賃が発生してしまうからです。
IT重説を利用しない場合は、対面契約しかないので、実際に住む日、つまり引っ越し日に契約をすれば日割り家賃が節約できそうです。しかし、引っ越しは時間が掛かるので、ほとんどの場合午前中に済ませたいというのが一般的です。
重要事項説明と契約を午前中にし、午後から引っ越しとすれば、段取り的にも落ち着かないですし、遠方なら親御さんと共に前泊しなければいけない事にもなります。
IT重説なら、家にいながら重要事項説明や契約が出来るので、親御さんの上京回数は内見をする時だけで良いという事になります。
引っ越しを午前中に済ませたいという場合は、引っ越しの前日にIT重説で重要事項説明や契約を地方の実家で親御さんにしてもらっておけば、前日に本人だけで上京する事が出来、鍵を受け取る事が出来ます。前泊後、当日の午前中に引っ越しがスタートできる事になります。
IT重説を利用しなければ、親御さんと共に上京&宿泊し、翌日に不動産会社に出向き対面契約&宿泊をし、次の日に引っ越しとなりますので親御さん、ご本人の2日分の宿泊代が掛かってしまいます。

IT重説があればすべてインターネット上で解決?
内見もインターネットでする事が出来る時代です。そうなると、内見から重要事項説明そして契約までをインターネット上で行う事が出来るので、不動産会社まで出向かなくてもいいという事になります。不動産会社にとっても、カリキュラムを組みやすくなりますし顧客管理もしやすくなる様です。
一石三鳥にも思えるIT重説ですが、意外なデメリットも。

IT重説によるデメリットとは?
人は五感が働きます。いくら映像でいいと判断しても、周辺事情や部屋の臭いや雰囲気など五感で感じずに決めてしまう事は、住んでからの後悔にもつながります。すべてインターネットだけで済まそうとせずに、IT重説は活用するものの、内見は実際に見てから決める事がポイントの様です。

IT重説は活用するのがコツ
IT重説は借りる側、貸す側の両方にメリットがある様です。不動産の賃貸契約では、IT重説を導入している不動産会社が人気を得る事は間違いないでしょう。
しかし、借りる側としては「こんなはずじゃなかった」という事を避けるためにも、内見については実際に見るようにするのがポイントです。

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