IT重説が賃貸契約で広まっています。
IT重説で賃貸契約すれば、不動産会社へ足を運ぶ事がいらなくなる他、電子契約を取り入れている会社で契約をすれば内見から契約まで自宅や会社で出来る様です。
そんなIT重説や電子契約についてお伝えします。
IT重説とは?
お部屋探しなどの賃貸契約では、重要事項説明が必ずあります。
重要事項説明は対面契約が必要でした。
宅地建物取引士がいる不動産会社で受ける事が必要とされていたそうです。
IT重説を不動産会社が導入する事で、部屋を借りる人がわざわざ出向かなくても重要事項説明を受ける事が出来るようになりました。
その結果、往復の交通費や重要事項説明のための時間も節約できる様になるという画期的な効果が生み出されています。
電子契約とは?
今まで賃貸契約などの不動産契約は書面で行われていました。
書面の場合、行政への手数料の印紙代、契約書作成のための人件費、封筒代、インク代、保管費などの費用が掛かっていました。
しかし、電子契約とすればこれらの費用の節約と共に、契約書のセキュリティも守られます。
さらに自由な時間に契約する事が出来ますし、契約書のフォーマットも自由に作成出来るので利用しやすいオリジナルの形をつくる事も出来るのだそうです。
はじめての部屋探しなどをされるお客様については、契約時に印鑑持参を忘れるなどするために、契約が出来ないという問題も発生する事がありましたが、電子契約にすれば捺印が不要になるので、不動産管理会社も借主も安心して契約する事が出来そうです。
アパマンショップホールディングスでは賃貸契約書に電子化を用いている様です。
ソフトバンクでは2017年8月から、入居手続きを簡単にする「IMAoS」の提供を開始するなど不動産契約のIT化が進められている現状があります。
利用する側の条件とは?
IT重説や電子契約を利用する場合、スマホでスカイプやLINEなどでのビデオ通話機能が利用出来ればいい様です。
ただし、通信料が掛かるためドコモやソフトバンクなどのスマホ会社のバケット通信料使い放題などに加入していなければ、コストが掛かる事もあります。
WiFiなどを利用している場合は、WiFiに切り替えるなどすればIT重説や電子契約の通信費が抑えられそうです。
まずはスマホの契約状況、ご自宅や会社の通信状況を確認する事が必要です。
ますます進む不動産賃貸契約のIT化
不動産の賃貸契約のIT化が進めば、日本全体の賃貸契約がスムーズに執り行われる事が予測されます。
その結果、気軽に部屋探しが出来るのに加え、不動産会社も契約のための時間を他の業務に充てる事が出来そうです。
IT重説や電子契約の導入は借主、貸主、不動産管理会社全体にメリットをもたらすと言えそうです。