お家賃って一体どんな時に相場が変動するものなのでしょうか?
むしろ変動なんてするのでしょうか?
今回はお家賃相場の変動についてお話していきます。
◆時期による
まず、一年間を通して確認してみると確かに変動はします。
一番動きやすいのは2月から3月にかけての空室物件です。
春手前でタイミングよく空室になった場合、その物件のオーナーさんは次にお家賃を上げる可能性は非常に高いでしょう。春咲きというのは一番入居と退去が増える時期でもあります。
そういう時こそ強気に攻める方もいますね。
ただ、一時的に上げるものの、そのまま借り手が見つからないという事も十分に考えられますのでその時はまたお家賃を下げる場合もあります。
このような変動があるからこそ、5月や6月は賃料が安いと言われる所以でもあります。
年間を通して賃料をみてきている人にとっては家賃が戻ったとも思いますし、逆にその時期で確認した人は安くなったと思うでしょう。
◆都道府県中心部が変動しやすい
日本全体を見渡しても、どちらかと言うと、田舎よりも中心部の方が変動しやすい傾向があるようです。
一番の理由はやはり、春先は入学や就職シーズンとなる為、地方から子の中心部になってくる人が非常に多く、どの物件も引く手数多だからです。
これは企業なども同じこと、春と一区切りとして新規店舗の展開なども考えられる時期でもあります。
ですから、やはり春先というのはお家賃が全体的に変動する可能性はありますね。
◆国民的行事で相場が変動する
さて、これはもう言わずと知れているはずですね。
国民的行事で相場が変動します。
これはもう確実です。
特に近年で一番近いのは東京オリンピックではないでしょうか。
東京オリンピックが決まってからというもの、東京都内の家賃の相場というのはどんどん上がってきています。特に湾岸エリア、墨田区や錦糸町エリアは年々上昇傾向にあります。
分かりやすく東京オリンピックを例にお話しましたが、例えばどこでも起こりうる身近なところで言うと、物件の近くに駅や大型商業施設が建築されたりすると相場が変動することは大いにあり得ます。
家賃相場の変動はいつどこで行われてもおかしくはありませんね。
◆最後に
このように都道府県の中心部に行けばいくほど相場は変動しやすくなりますし、離れれば離れるほど家賃の変動は少なくなっていきます。
ちょっとした出来事でもその地域に多大な貢献がされるようなことがあれば、家賃はすぐに上がるでしょう。
物件を選ぶ際はこのような事にもしっかりアンテナを張っておかないといけませんね。