賃貸物件を借りる上でものすごく謎なのが、共益費です。
一体何に使っているのでしょうか。
今回は共益費(管理費)についてお話していきましょう。
◆共益費とは
一般的にはアパートやマンション等の共用部の為に使われている事が多いですね。
例えば階段室の電灯や共用の蛇口から出る水道代、何かしら破損した際の修理代などです。
ただ、この共益費と言われる部分に関しては兎にも角にもグレーゾーンではっきりとした決まりはありません。
変な話ですが共益費として回収しているお金を大家さんが実際は別の事に使っていたとしても特に問題ないのです。
ちなみに地区によっては共益費、管理費、共用費などと言いますがどれも意味合いは一緒ですね。
◆共益費がないところもあるけど
確かに、お家賃しか記載のない物件も見かけますね。
しかし、これは共益費という部分に金額が振り分けられていないだけであり、実際はしっかりとお家賃から徴収されているんですね。
じゃあ、共益費があろうがなかろうが最終的には一緒なんですね!と思われている方もいるでしょう。
しかし、そこは違うのです。
敷金や礼金はご存知ですよね?
入居の際に最初に払うお金の一種です。実は、家賃に共益費が含まれているかいないかではこの敷金礼金に大きく差が出てきてしまうのです。
敷金礼金はお家賃の○ヶ月分という書かれ方をしています。
という事は、お気づきの方もいるでしょう。
そう!同じ55,000円のお家賃でも①お家賃5,5000円か②お家賃50,000円+共益費5,000円だと敷金礼金の金額が変わってしまうのです。
ということはできるだけ家賃と共益費は分かれている方が賃借人にとっては金銭面で安くはなるという事ですね。
◆家賃交渉をするなら
ちなみに賃貸物件を借りる上での醍醐味と言えばもちろん、「お家賃交渉」でしょう。
むしろ家賃交渉をしない人が居ることにびっくりしてしまいます。
お家賃交渉をして1000円安くなるだけでも年間12,000円も節約できちゃうなんてするに越したことはありませんよね。
しかし、このお家賃交渉というのも単純に下げてと言って下げられるわけではありません。
特に時期が非常に重要で、新生活が始まる1月から4月までの期間は入れ替わりが激しい反面お客様も動きやすいのでなかなか家賃交渉をしてもオーナーさんが「OK」を出してくれないところが多いです。
それが人気物件であれば尚更ですね。
であれば、チャンスは5月以降です。
入れ替わりシーズンが落ち着き、それでも空き物件のところはオーナーさんとしても入居はしてもらいたいのでお家賃交渉もしやすいですね。
また、お家賃交渉の際にその物件の共益費が別の場合は、共益費を1000円安くしてくれませんか?と聞いてみましょう。
許可が貰える可能性がグーンと上がりますよ!
是非試してみてくださいね!