
戸建は購入からどれくらいまでの間、価値があるものなのでしょうか。土地の価格は環境によって上昇したり下降したりします。
戸建は大きな資産ですが、消耗品でもあります。戸建の減価償却と戸建ての価値についてお伝えします。
高く売れるというのはどういうことか?
東京の都心の住宅地に住んでいる○○さん、次の東京オリンピックが来れば家が高く売れるから、引っ越しして住み替えするみたい。
そういう場合、間違えてしまいがちなのが、家も土地も価値が高くなるというニュアンスが含まれていることです。
・価値が上がるのは土地だけ
・家は毎年資産価値が下がる
東京オリンピックなど、周辺の環境が変化することで高く売却できるのは土地であり建物でないことが間違いやすい点です。
戸建ての資産価値はいつまで続く?
戸建ての資産価値は減価償却期間によって決まります。
・木造タイプ:20~22年
・鉄筋コンクリートタイプ:47年
・れんがタイプ:41年
アーケードなど庭のエクステリアなどは15年と戸建そのものよりも短くなっています。
戸建は、毎年一定の額だけ価値が下がることになります。木造タイプでは22年、鉄筋タイプでは47年、れんがタイプでは41年以後は、必要最低限の価格こそ残りますが、資産価値自体がゼロになります。
売却するならいつがいい?
戸建を立てたので数年後に売却し、よりいい家に引っ越ししようとする場合、土地の価値が上がる地域に戸建を建てる必要があります。形あるものは老朽化していくといわれるように、どんなに立派な戸建であっても、資産価値が衰えていくことは避けられません。
しかも、15年目くらいで売れる値段で売ればそれでいいという考えを持つのは危険です。買い手がつかないこともあるからです。一般的に戸建は10年以内に売却するのがいいと言われています。
少しでも資産価値を高めるためにできること?
耐用年数は固定資産税などの税金の計算の基礎となる額としても使われています。ある意味、税金を正確に計算するために減価償却の意義はあるという考え方もできそうです。
必ずしも、減価償却期間と資産の老朽化は比例しないからです。実際に戸建を売却するとなれば資産価値の他に、市場価値も加味されることになるからです。
・同じ資産価値でもきれいに使っているほうが売れやすい
例えば戸建を探していたとします。同じ販売価格なのに、一方は生活感がひどく感じられる、いわば汚れている感じのする戸建、もう一方は別荘として活用していたこと、掃除プロの方に定期的にお願いしていため、生活感がなく新しい感じがすると思った時、どちらの戸建を選びますか?
さらに、人気のあるキレイな戸建は耐用年数がまだたくさん残っている汚い戸建よりも高く売れることもあります。
購入時期と売却時期のベストなタイミングは?
お子様が幼い間は、どうしても部屋自体をキレイに使うことは難しいかも知れません。そこで、購入時期はお子様が中学生くらいの時期に検討します。
それから10年後に売却、お子様の大学進学とともに新しい新居へ引っ越しを予定しておき、新居への貯蓄もしておきます。そうすれば、比較的キレイに使えたまま売却ができるのではないでしょうか。