新築はじめ、建売り物件や中古物件の購入、増改築工事の戸建てに住むことになった場合の補助金は国からと市町村から両方受ける事が出来るようです。
おさえておきたい戸建ての補助金について、東京都新宿区と世田谷区を例にし、ポイントと共にお伝えします。
ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEN)支援事業による補助金
戸建てに住むことは、日々の生活でエネルギーを消費していることになります。
・エアコン、照明などの家電による電気
日本全体でどんどん電気というエネルギーを消費することは、二酸化炭素や温暖化などの環境破壊にもつながります。戸建ての断熱機能の強化、太陽光発電の導入、蓄電システムの導入などにより、電気の消費量をおさえた戸建てを作る事が可能になりました。
家庭で使われる電気エネルギーの使用料を実質ゼロ以下にした戸建てのことを、ゼロ・エネルギー・ハウスと言い、ゼロ・エネルギー・ハウスと認定されれば、最大75万円の補助金が出るそうです。
平成29年度の公募は終了しているものの、来年度の公募をいち早くチェックしておき補助金を受けられるようにしたいものです。
参考URL:https://sii.or.jp/zeh29/
太陽光発電だけじゃない?市町村から出る補助金の種類は?
太陽光発電を導入すれば、市町村から補助金が出るようです。新宿区の場合は1キロワットあたり10万円の補助のようです。20万が限度額とされています。
市町村から出る補助金は、太陽光発電だけではないようです。新宿区の場合、他にはこのような補助金が出るようです。
・太陽熱給湯システム
→太陽熱を使い、お風呂のお湯を手に入れる給湯器のことです。上限は30万までとされており、本体価格の2割が支給されるようです。
・太陽熱温水器
→太陽熱で温水が供給される機器です。上限は10万円で、本体価格の2割の補助が出ます。太陽熱給湯システムと太陽熱温水器に迷われている場合、補助金の限度額は太陽熱給湯システムの方が10万高いようです。
・エコキュートを導入した場合:最大10万円の補助金
→エコキュートとは?大気中の熱を設備によって、お風呂のお湯にしたり洗い物のお湯にしたりするシステムのことです。夜に熱を作るので昼間の電気代が節約できるようです。
・エネファームを導入した場合:最大10万円の補助金
→エネファームとは、天然ガスをエネルギーに変えて、お風呂のお湯や洗い物時のお湯に変えるシステムです。ガス会社が提供するサービスです。
・雨水利用設備:上限2万円、本体価格の5割が補助金として支給される
→雨水利用設備とは、雨水を貯水タンクにためることで、庭や車の手入れ時の水道水にしたり、トイレ水にしたりできるシステムのことです。
など
市町村によっては、これらの補助金がないところもあるようです。まずはお住まいの市町村に問い合わせされてみることをおすすめします。
参考URL:http://sumai.panasonic.jp/solar/subsidy_info.html
太陽光関係だけじゃない?世田谷区でみる補助金ご紹介
世田谷区の場合、太陽光に関する補助金の他に、このような工事における補助金を工事経費の1割まで支給(上限は各工事の合計金額が20万円)しているようです。
・天井、床などに断熱材を使った断熱改修工事をした場合
・二重窓にした場合
・窓ガラスに断熱仕様(複層ガラス)を施した場合
・屋根に高反射率塗装を施し、断熱改修工事をした場合
・節水トイレ:18,000円の補助金
・高断熱浴槽:70,000円の補助金
・分譲マンション内で、LEDを設置
・分譲マンションで段差の解消、手すりを付けるなどした場合
誰でも補助金を受けられる訳ではない?ポイントご紹介
戸建ての補助金を受けるためには、対象工事や対象設備導入をした戸建ての住人でなければいけないようです。さらに、補助金を支給してくれる市町村に住民票があることや、市町村税の滞納がないこと、今までに受けようとする補助金を受けたことがない事なども条件のようです。
これから対策をする工事について、補助金の支給があるのかどうかを確認してみることがポイントのようです。