戸建の場合、建設会社と契約を結ぶと、基礎が行われます。基礎に入る前に注意しておきたいことは、地盤調査です。地盤調査で気を付けておきたいことなどにもふれながら、戸建の基礎についてお伝えします。
戸建の基礎とは?
戸建の場合、基礎工事が必要になってきます。基礎工事で最初に行うことは根切りです。根切りとは土地を平らにすることです。日本全国ほとんどの地域で白蟻は生息しています。白蟻のいない地域に住もうと思えば、北海道の一部に引っ越すしかありません。しかし、戸建やマンションでは白蟻対策が行われているので、白蟻の被害にあうことがないのです。白蟻対策は戸建の基礎の地点で行われています。
白蟻対策の方法
平にした土地の上に、敷石を5センチほど敷き詰めます。石の重みで土地を固くすることになり、防蟻対策となるわけです。それを覆うように、捨コンとよばれるコンクリートを5センチほど流し込みながら平らな面にしていきます。ここで、品質のいい基礎工事なら、給排水管について、カバーともいえるさや管がコンクリートからひょっこり出ているはずです。さや管に給排水管を通すことで給排水管の耐久性が上がるからです。
鉄筋の設置で基礎部分を補強
基礎コンクリートを流し込む前にすることがあります。それは、鉄筋を設置していく配筋作業です。配筋作業が終われば、耐圧盤をコンクリートでつくります。耐圧盤は土と空間の間にあるコンクリートのことで、建物の重さを地盤面に伝え重さを分散させる役割があります。その結果、地盤沈下などの防止にもなるようです。コンクリートを5センチほど流し込み、養生し固まるのを待ちます。そうすることで基礎工事が完成します。
地盤調査はいつするのか?
水害などが多くなってきた最近、地盤沈下なども心配です。地盤調査については、大手住宅会社に依頼する場合、建設費用に地盤調査費用も込みで価格が提示されているようですが、工務店などの場合、別途費用が掛かる事もあるそうです。また、契約後に地盤調査をし、修繕が必要な場合、数十万から200万くらいまでコストが掛かる事もあるそうです。その結果、予算をオーバーする事にもなりかねません。
セルフで地盤調査をする場合、10万円ほどでできるようです。土地の購入契約をする前に地盤調査について既に行われているのかの有無を確認しておき、まだの場合は契約前にしておくことがポイントです。もし、分からない事があれば、不動産会社にご相談されるのをおすすめします。
また、住みたい地域が決まっていて、その付近の土地についての情報が知りたければ、その地域の災害情報が分かるサイトもあるようです。「G‐SpaceⅡ」では活断層、海抜面、液状化履歴、土砂災害警戒区域などの事前チェックができるようです。気に入った土地があれば、まず確認、気になれば不動産会社にご相談してみるのはいかがでしょうか。