ワンルームを賃貸している場合、月々のエアコンに関わる電気代はいくらくらいなのでしょうか。住むワンルームによっても変化してきそうです。ワンルームで6畳用エアコンまたは8畳用エアコンを使った場合の年間電気代についてお伝えします。
ワンルームの広さや造りによって選ぶエアコンは違う?
賃貸住宅の場合、鉄筋なら6畳用のエアコンで8~9畳のワンルームで使うことができます。しかし、木造アパートの場合、6畳用エアコンでは5畳までしか暖めることができないそうです。そのため、木造なのか、鉄筋なのかでエアコン自体が変化してきます。木造の場合は、6畳であっても8畳用にするなど、ワンタイプ大きい部屋用を使うと良い様です。今回は6畳用と8畳用エアコンの電気代についてお伝えします。
6畳用エアコンを設置している場合
エアコンの電気代はこのような数式があります。
・消費電力×時間×1時間あたりの電気代
消費電力はエアコンのワット数で表されています。一般的に冷房の消費電力のほうが高いとされています。エアコンの電気代を求める場合、冷房代と暖房代に分けてみることもできそうです。
例えば、夏が570ワット、冬が470ワットのエアコンがあったとします。夏は一日中エアコンをつけがちなので15時間くらいと想定してみましょう。エアコンが必要な時期は7月、8月とした場合、60日なので、900時間となります。1時間あたりの電気代は、どこの電力会社と契約しているかによっても違いますが、一般的に26円/時間ほどです。計算はこうなります。
消費電力の570ワットと470ワットですが、この数値は取説などに掲載されていますが、利用できるその部屋の電力をすべて消費しているとは限らないのです。エアコンには冷房能力、暖房能力というものが消費電力とは別にあります。冷房も暖房能力も2200ワットだとします。消費電力÷冷房能力が実際の消費電力となります。この場合、570÷2200ワットが実際の消費電力の力になります。
・夏:(570ワット÷2200ワット)×900時間×26円=約6,062円
・冬:(470ワット÷2200ワット)×2160時間(12月から3月中の4か月間、1日あたり18時間とした場合)×26円=約11,997円
夏と冬の合計電気代は18,059円ほどになります。1カ月平均で考えると約1,500円ほどです。
8畳用エアコンの場合の年間電気代
8畳用エアコンを使った場合、消費電力が変化してきます。8畳用エアコンの夏と冬の冷房消費電力÷冷房能力はこちらです。
・夏:770ワット÷2700ワット
・冬:870ワット÷3600ワット
8畳用エアコンの、消費電力×時間×1時間あたりの電気代は夏冬それぞれこうなります。
・夏(770ワット÷2700ワット)×900時間×26円=約6,673円
・冬(870ワット÷3600ワット)×2160時間(12月から3月中の4か月間、1日あたり18時間とした場合)×26円=約13,571円
夏と冬の合計代は約20,244円になり、1カ月あたり約1,700円ほどになります。8畳用エアコンのほうが、6畳用エアコンよりも毎月200円ほど高くなるわけです。
エアコンの電気代を節約しよう
毎月の水道光熱費の中に、エアコンの電気代も含まれると思うと、節約の必要性を感じてくるのではないでしょうか。エアコンは冷やすまでの冷風や暖めるまでの暖風のコスト代のほうが、設定温度に達した後、運転する電気代よりも高いと言われています。
そのため、あまりにも熱すぎる夏場や寒すぎる冬場においては、消したりつけたりするよりも、一度つけたら部屋の温度を一定に保つよう運転させておいた方が、エアコンの電気代はお得になるようです。